Rainのいろいろ感想 覚書

Prev  «  [ 2017/10 ]   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  » Next
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
面白い
参議院議員和田政宗さんの本
日本ファーストの保守政党
付録に憲法条文付いてます
超お勧め
お奨め
外国人扶養控除などについて
今読んでいる本
カテゴリ
最近の記事
最近のコメント
リンク
ニコニコ動画お気に入り
nekotokei
ヘタリアのご実家
一人 楽しすぎるぜ~
舞風(MAIKAZE)
http://musoukakyo.maikaze.com/
月別アーカイブ
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

刹那 獣の奏者 外伝

獣の奏者 外伝 刹那獣の奏者 外伝 刹那
(2010/09/04)
上橋 菜穂子

商品詳細を見る

すっげー押しかけ女房。。。
甘い、甘いわ。
こういう言い方、どうなのって思うけど、なんだろう・・・
思い返せば、それは一巻からどこかで感じていたことかもしれない。
良い線いってる、と思っていると何かの拍子にスポンと甘さを感じる部分がある。
ああ、この子ならこういう時はこうするんだろうなと、その性質を考えたら自然の成り行きなのかもしれないが。
逆に性質を考えるからこそ、そこはそうならないんじゃないかと、とも思う。
"業"という言葉があるが、私は意味が分からず どういうものを指して言うんだろうとずっと思っていた。
でも、このエリンを見ていて、業とはこういうことなんじゃないかと何となく感じた。
良くも悪くも、エリンは業の塊りみたいな子じゃないかと。
エリンは頭もよく、その年齢より思慮深く感受性も強い。
なのに、突然どうしてそうするかなー?と思うことをする。
同時に、「刹那」を読んで、どうしてそうするか、が分かった気がする。
今までの生い立ち、母親に纏わることや自分がしてきたこと、その状況を考えると、
普通の人々が考える平穏や幸せ、自由などは決して望んでも得られないであろう。
大切と思うものを守ろうと、自分の意志に添おうと、すればするほどそれ自体からかけ離れていく。
なのにそこから離れることも戻ることもできない。
今それをしなければと、今出来ることをと、たとえ他の何の為でも、エリンが自身の為にそう思うのだ。
そしてそう思ったことを、行動せずにはいられない。

私は「獣の奏者」ⅠとⅡは本当に好きだった。このエリンは大好きだった。
ところが、3と4のエリンは好きになれなかった。
パッと思うのは、アニメになったエリンを見てしまったから。
アニメの「エリン」は最低だった。(諸々の事情は前に書いたと思う。私の中で過去のことになってしまったので忘れたけど)
そして、その「エリン」を作者の上橋菜穂子さんが、認めていること。(制作に関わってたんだっけ)
それは私の中での「獣の奏者」としてのエリンが、偽りのものになってしまったということ。
あれは何にも物がまだ分からない本当の意味で子供が見るアニメだね。
そして幼い心に多少なりとも何かを残し、大きくなってから改めて本を読むというのがいいかも。
ということで私一人がグダグダと駄々を捏ねても仕方がないことなので、そこはスッパリ(?)諦めた。
ⅠとⅡでは、自我の強いところが良い風に出ていて、エリンの生き方を肯定も共感もできて感動した。
3と4になってくると、その強さが鼻に付きだした。
まだ若いとはいえ、年も重ねて夫と子供、家族同然の周りの人々、大勢の中に囲まれている自分というものがもっとあっても良かったのに。
エリンには常に、自分の意志が最優先される。勿論、周りの人々もそれをすべて承知している。良い意味で、こういう子なんだからと。
そこが原点で物語が回っている。まあ、それがヒロインというものなんでしょうが。
自由が利かない身でありながら、しかし、それを選んだのも自分なのだ。
真王だの王獣だの運命の渦に飛び込んだのは、すべてエリンの意志でありエリン自身が承知上なんだ。
前にも書いたかもしれないが、そういった渦の中で、何をどうすると何がどうなる・・・ということも何もかも分った上で、今が、この刹那が、諦められないと言い、諦められない刹那を繰り返す。
その結果、それぞれに起こったことは、起こったもの自身に委ねられる。
自分は我が道を貫く。
嫌いだね。私は。このエリン。
エリンは、男に生まれるべきだった。
女だからこその部分もあるのだろうけど、そこに女の甘えみたいなものもチラリと感じる、どうしても。
それは、エリンがイアルを望んだことにもある。子供を作ってしまったことにもある。
エリンは強い。女としても母としても。それ以上に自分の意志を貫くという点において。誰にも負けない。
だから結局、女とか母というより一己の人間として強いということだろう。
その点において、周りはエリンのすべてを許す。
許されることに甘えていることも感じてしまう。
エリンは特別だ。良くも悪くもいろんな意味ですべてが特別なのだ。
その特別を密かにすることもなく、どんどん大きくしていった。
貫く意志を行き着くところまで行って、確認して、最期まで特別を止めなかった。
止められないんだ。
したいことをする方向に持っていくことを止められない。
運命やら宿命やら、言ったところで自分が決めて歩んだ道なのだ。
嘗て自分の意志で選んだ曲がり角の行き着く先なのだから。
いや常にそうなるように選んできているのだから。

生き物は親を選べない、とイアルは言うが、では親も生まれるものを選べないのではないの?
親が生まれてくるものを選んでいるのだとしたら、生まれてくるものも親を選んでいる。
選んで生み、生まれたのなら、互いに愛するものだろう。
どちらかでも愛することを放棄するのなら、放棄せざるを得ない理由があるのなら、勇気とその重みを一生抱えていく覚悟を持ってしなければならないと思う。
でも、どんな形になっても心の中は愛する親や子を放棄することなんて出来ないんだ。
堅き楯になって己を失くしたイアルだけど、実は一番人間らしく思える。
己を貫くことに一生を費やしたエリンよりも。

もし選んでいないのに、選ばれることを望んでいないのに、
生まれてきてしまったら、どうなるんだろう。
互いに傷つき傷つけあって、捨てることもできず、憎むべき存在になるかもしれない。
一生背負っていく罪かもしれない。

C

omment

P

ost omment


T

rackback

この記事のトラックバックURL

http://akhs.blog103.fc2.com/tb.php/1799-41b34fc8


応援しています













豊洲の
反対支援
プロフィール

Author:レイン Rain
映画とかアニメとかRPGとか観劇とかいろいろ少しづつ。全てにおいて毒舌、偏り、腐発言多々あり。
最近やっと世の中に目を向け出した。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。